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Last 30th

30歳はあっという間だった。30歳という響きがとても好きで、年齢を聞かれて「30です」と言うのがなんだか気持ちが良かった。去年は誕生日に1人で高尾山山頂まで登って、きのこ汁を飲みながら、これからのNYのこと、自分のこと、彼のこと、友達のこと、色んなことを山の上でボーっと考えていた。開運のお守りを購入し、良い1年になるよう祈った。

さて、31歳を目の前にして、彼が入籍をしたという報告を受けた。彼、と言ってもNYに行く事で別れを迎え、何度かメールでのやり取りなどもしていたが、ここ何ヶ月かはプツリと連絡が途絶えていた。私自身もめくるめく日常のなかで、彼の存在というのは日に日に小さくなっていたのだが、それでも心の奥底には何かがしっかり根付いていて、そこを信じて疑うことが無かった。何年後かの帰国時には結ばれるものだろうと勝手に決め付けており、それだけにその事実を知った時には唖然とし、一瞬時が止まり、それでもアルバイトに行かなければ、と何とかPCの前から離れ、家を出た。

まあ、我ながら30歳にして、数々の恋愛を経験してきたというのに、どうしてこうも自分の男に関する目が常に勘違いなのか。それも今になってやっと気付くという、学習能力の欠如。私は遠い昔、2年近く二股をかけられていたことに全く気付いていないという何ともおめでたい奴であったし、海外に行ってしまった彼を脇目も振らず待ち続け、帰国後、「彼女ができた」と言われる始末であったおばかな忠犬ハチ公であったのだが、今もその良く言えば純粋・普通にアホで勘違いな女の部分が拭いきれていないのだった。そして今回は、私自身がNYに来たということもあり、自分だけの環境が変わっているのだと思い込んでいた。そして勿論、そんなことは無く、当然相手も変わっているのだということを、すっかり忘れていた。しかも今までなら相手に新しい彼女ができたという時点で終えられたのに、今回は入籍したと聞くまで終わりに気付けなかったというたちの悪さ。

本音を言えば、とても残念であった。彼との日々はとても楽しく、毎日笑っていた。色々なこともあったが、本当に楽しかった(←これも今となっては勘違いかもしれない)。少なくとも、私は。まあ、私も大人になり、さすがに今回は忠犬ハチ公をしていたわけではなかったので、それを成長と呼んでおこう。そして、その日はさすがに1日中考えてしまったが、アルバイトと友人の誕生日が味方となり、疲れ果て寝て起きたら、その事実を受け入れている自分がいた。逆に今は何かから開放されたような気持ちが沸き起こっている。とうの昔に始まっていたのだろうが、改めて、新しい人生を生きようと思った。

岡本太郎の言葉を借りるなら、「ほんとうに生きるということは、自分で自分を崖から突き落とし、自分自身と闘って、運命を切りひらいていくことなんだ」、ということで、30歳は波乱万丈であったが、その分、忘れられない1年となった。そしてこの1年は、多くの友人と家族に支えられ、助けられた年であった。あと1時間もしないうちに31歳になろうとしているが(exciteは全てが日本時間基準で、私としては不満)、明日は学校では3時間テストがあり、その後はバイトという、普通の日。そう、いつだって普通の日々、普通の幸せを求めている私なのだが・・・。まあ、岡本太郎が出てきている時点でもう違うのかもしれない。まあ、それでいいだろう。すこぶる元気であるから、それで良い。
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by inBrooklyn | 2006-04-18 12:23 | talk to myself
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