<< Unfair I love you. >>

Finding A Niche

今年は、とても短い夏だった。最近のNYは肌寒く、街ではもうジャケットやニット、ブーツを履いている人もいる。残暑が残るIndian Summerという時期があるはずなのだが、このままいくと本当に秋に突入してしまいそうな勢い。振り返ると、結局Beachもプールも1回だけ。BBQもやっていないし、完全に不完全燃焼。日本にいた頃は休みの度にプールや海に繰り出していて、それが「夏」という感じだったので、なんとも寂しいが、それでも8月は終わってしまった。

NY在住10年の知人が最近日本に一時帰国したのをきっかけに、彼はNYを離れ日本へ本帰国することを決断した。彼はちょっとした有名な音楽プロデューサーなのだが、NYではもうすることが無いというようなことを言っていた。日本の方がポテンシャルがあるらしい。彼の意味するところは、彼がNYで学び・身に付けた術を日本に落とし込んでいきたいという事なのだと思うのだが。

f0080357_13532110.jpgもしかしたらNYという場所は、永遠に在住する人なんて、数えるくらいしかいないのではないか、と思う。ここはアメリカと言うには程遠い街で、本場のアメリカの何かを知りたければ今すぐにでも別の場所へ行けとみんなが口を揃えていう。流動的で、人も、街も、全ての回転が速い。腰を据えて何かをするには、ペースが速すぎる。周りの友人たちも、一生NYで暮らすと答える人は少ない。母国に帰らなくとも、生活が落ち着いたら、やはり別の州に引越ししたい、家を買うでも、別の場所での購入を考えている人が圧倒的に多い。もしくは必ず母国に帰るという答えも多い。私自身も、やはり一生NYにいるとは思えない。日本人としては、とても暮らしやすい街ではあるが、暮らしの環境としては、NYはとにかく汚いし、空気は悪いしであまり良い事が無い。もちろんバリバリ仕事をしていくには最適だろうし、チャンスも多くあるだろう。そしてやはりNYで何不自由無く生活できる、というレベルには達したい。もちろん、それは語学力のことなのだが。そんなことを考えていたら、ふと、私はこの先、どこへ向かっていくのだろうと思った。ここNYでの今の生活は、私の人生の何十分の1にしか過ぎない時間なのかもしれない。
[PR]
by inBrooklyn | 2006-09-01 14:01 | New York
<< Unfair I love you. >>