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Discrimination

f0080357_15132669.jpgNYに来てからとても強く感じる私の日本人としての風潮の1つは、人種に対する偏見が強いということである。これは殆どの日本人が持ち合わせているもので、しかし私たちはそれに気付いていないことが多い。日本人はそれを表向きに口に出して伝えるということをしないから、尚更陰険さが目立つのかもしれない。特に私たちの在日韓国人や在日中国人、在日ブラジル人などへの偏見はとても強く、私もその1人である。以前どうしても気に入らない上司が実は在日中国人だということを知った時、「だからか」という思いに駆られた。今考えると、その「だからか」にはなんの理由も無く、どこかでアジア人を毛嫌いしている風潮が日本人にはあり、しかし改めてそのルーツを考えてみると、理由が思い当たらないのである。何故毛嫌いしているのか?何故そうと知っただけで一歩引いてしまうのか?答えのひとつは、日本が島国で、人口の95%が同種民族、つまり日本人だけで形成されているというところにある。結局のところ、どこを見回しても日本人だらけという環境で、そのことに何の疑問も持たないまま育ってきた私たちは、日本人以外の人種を異端者とみなしてしまう風潮が根付いてしまっているのである。実際私も彼の人となりを見ようとする前に、異端者扱いで片付けてしまっている。今でも私は、韓国人か中国人と間違われることがあったりすると、何故かとても不快な気持ちになり、「日本人ですけど!」と豪語したくなるのだ。欧米人からしたら見分けるのも難しい同じ東アジア人同士なのだが、私はそれでもどこか「彼らとは違う」という偏見をも含んだ日本人としての誇りのようなものが出てきてしまう。

NYという場所は、私が日本人であることが「異端」にはならない。1日の中で、私は何カ国の言葉を耳にしているのだろう。地下鉄、街中、スーパーマーケット、学校、バス・・・。何色の髪の色、目の色、皮膚の色を目にしているのか。車内の窓に映った自分の姿を見て、そこで私が日本人だということを思い出す。誰もじろじろ見たりはしないし、コソコソ話したりもしていない。何か疑問に思うことがあれば、他人でも直接私に聞いてくる、「それ、日本語の辞書?」と言った具合に。何を着ていても平気。逆にお洒落なんかしていようものなら、多くの人に「素敵だね」「可愛いね」と声をかけられる。実際に自分が日本を飛び出し、違う国で生活をし、私が日本で彼らにしていたような対応を受けずにすんでいても、まだ尚、深く心にしみついている私の持つ、東アジア人への偏見。これは立派な人種差別と呼べるものであろう。もう1度、何故か無性に"GO"が観たいと思った日。
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by inBrooklyn | 2006-11-02 15:24 | talk to myself
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