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Doraemon

Doraemon_f0080357_1331469.jpg授業の初日には、教授がクラスのsyllabus(概要)を説明するのだが(midtermやfinalの日程、出席の取り方、gradeのつけ方、クラスのルールなど)、Marketingのクラスでgroup projectがあり、それがgradeの35%を占めるとのことだった。クラスメイトを見渡してみたが、どう考えても若い人たちの集まり、といった感じで既にウンザリだった私は、急遽夜の時間帯のMarketingクラスに変更した。が、ここでもやはりpresentationをしなくてはならないとのこと、多分どのクラスをとってもMarketingはpresentationが付き物なのだろう。ただ、今度の教授は独りでもいいしグループでやってもいいと、前の教授に比べるとフレキシブルな感じだった。プラスもうクラス変更はできない。大学に通いだしてから、なんとなく避けて通り過ぎることができていたpresentationが遂に襲ってくることになる。

お題はMarketingの立場からみた「商品開発」で、世の中に存在しないもの。しかもプレゼンがあるから、と言った5分後には何を作るか報告をしに来いと言う。こういうcreativityはさすがアメリカ人、次から次へと教授の元に行き、私はこれを作る、俺はこれ、だの伝えている。私はボケーっと考えながらまあ来週にでも伝えればいいか、何て思っていたら、教授は報告していない生徒の名前を端から読み上げている。私は慌てて自分が今何が欲しいか、ふむ、と考え、出た答えが「翻訳機」。電子翻訳機。多分世の中には未だ出回っていないはず。それでも何だか自分の考えはチープに思える。「翻訳コンニャクかよ!」と、心の声が。まあなるようになれ、と教授に報告しに行くと、"Wow, this is really what we need!"と感心しているではないか!"You got an excellent idea. It's gonna be absolutely interesting."と。恐るべしドラえもん!

やはりどうしても語学力で引け目を感じている分、自分のそういったideaが貧相に見えてしまうことが多々ある。そんな感じで他の生徒の発言なんかを聞いたりすると、「へ?それだけ?」「それでいいの?」なんて事がよくある。とにかく貧相だろうと、間違っていようとも堂々と自分の意見を発言し続けるアメリカ人。授業中たくさん発言する生徒は大体1クラスに7~8人いるのだが、この発言により、賢い人と賢くない人もわかってしまったりする。私はそんな彼らを見ていると、賢く生きていきたい、と切に感じるのである。そしてもっと自分に自信を持っていいのだ、とも。
by inBrooklyn | 2008-01-10 23:34 | LaG.C.C
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